「取引をしたはずのレートと実際のレートが違う!」
「1ドル115円で取引したはずが116円になっていた、、、」
FX取引でこんなことが起きると大変ですよね。
しかしこれは実際の取引で起こりうることです。今回はそんな厄介なスリッページとスプレッドの関連性について説明します。
注文の値がスリップする?厄介なスリッページの存在
私たちが取引をする時に見ている通貨レートと実際に取引が実行されるまでのレートにはわずかばかりタイムロスがあります。そのタイムロスのせいで注文時のレートと注文確定時のレートに差が出ることをスリッページと言います。
1ドル120.00で注文したが
→実際には1ドル120.05で決済されている
こういったスリページは市場の価格変動が激しい時や週をまたいだ取引の際に発生しやすいです。
これが起きてしまうと予期していないマイナスが発生してしまうFX取引においては恐ろしい存在ですね。
スリッページが起きるとスプレッドにも影響が出る?
そんなスリッページですが、スリッページが起きるとスプレッドにはどのような影響が出るのでしょうか。
スプレッドが固定でない場合、スリッページによってスプレッドも変動することがあるのです。
スプレッドが0.05だと思い注文したら決済時には0.1になっているなんてことも。
特に急激に市場が変動している時はスプレッドの変動も大きく少しの差でスプレッドが大きく開くことがあります。
せっかく狭いスプレッドで取引を行おうとしても広がってしまっては台無しなので気をつけなければなりません。
スリッページに対策はあるのか?
そんな厄介なスリッページですが何か対策はあるのでしょうか?
スリッページの許容範囲を自分で決める
FX業者の中にはスリッページで起こる誤差の許容範囲を自分で決めることのできる業者も数多く存在します。
これを設定すると設定した許容範囲を超えた場合決済を自動でストップしてくれるようになるので大損はしずらくなります。
スリッページでの損が恐い場合は確実に設定しておきましょう。
スプレッド固定の業者で取引を行う
スリッページによってスプレッドが広がってしまうのが嫌な方は原則固定のスプレッドを用意している業者で取引を行いましょう。
原則固定の場合変動制よりも通常時のスプレッドが若干広がっているかもしれませんが、自分の予期してない動きを見せない分動きを把握しやすいです。
スリッページはFX取引において厄介な存在。
もし起きてしまった時に大きな損を出さないためにも上記の対策を行っておきましょう。